Salesian Bulletin (Japan) no. 06 2011

いつもあなたと共にいる


聖ヨハネ・ボスコ
聖遺物巡礼記念特別号


BOLLETTINO SALESIANO gennaio 2011


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ドン・ボスコ


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ドン・ボスコがやって来る─
19世紀イタリアから21世紀日本へ Benvenuto Don Bosco !




































 






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【ドン・ボスコ語録】  〜 青少年の心をかち得て神に導くことができるならば、私はあらゆる犠牲を惜しみません。〜


ベッキ村のドン・ボスコ記念大聖堂


2聖ヨハネ・ボスコ聖遺物巡礼記念特別号 No.6 3




 



































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一生涯よい人であるよう
全力を尽くすことを
神様に約束しなさい






































































【ドン・ボスコ語録】  〜 ひとりの子どもが召命に従うために親許を離れる時、イエス・キリストがその子に代わって家族に入られるのです。〜 4聖ヨハネ・ボスコ聖遺物巡礼記念特別号 No.6 5



































































 












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思いっきり遊び、跳びはね、はしゃぎなさい。
罪を犯さないことだけが大事なのだから






















































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【ドン・ボスコ語録】  〜 子どもたちの世話をよくし、それとなく注意深く助け、遊びに加わり、彼らの叫び声や引き起こす迷惑などを耐え忍ば ねばなりません。〜 6聖ヨハネ・ボスコ聖遺物巡礼記念特別号 No.6 7


















 





























































































































































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年表



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1815年 8月16日 北イタリア、カステルヌオヴォのベッキ村で生まれる。


1817年 父を失う。家庭はさらに貧しくなる。


1824年 将来の教育者への道を暗示する夢を見る。


1831~35年 キエリで下宿し、働きながら中学・高校に通う。


1835~41年 キエリの神学校で学ぶ。


1841年 6 月5日 司祭に叙階され、「ドン・ボスコ」と呼ばれるようになる。


12月8日 トリノでガレッリ少年と出会う。(オラトリオの始まり)


1843年 働く少年たちのために夜間教室を始める。


1847年 貧しい青少年のための寮を始める。


1853年 職業学校を始める。


1854年 将来の「サレジオ会」の最初の集会。


1858年 ローマで教皇ピオ9世に修道会の計画を打ち明ける。


1859年 サレジオ会を正式に創立する。


1860年 教え子ミケレ・ルアが最初のサレジオ会司祭となる。


1868年 トリノの扶助者聖母大聖堂を完成し、献堂式を行う。


1872年 サレジオ会の姉妹会「扶助者聖母会」(サレジアン・シスターズ)を設立する。


1874年 サレジオ会の会憲が承認され、教皇直轄の修道会となる。


1875年 最初の宣教師たちを派遣する。(アルゼンチンへ)


1876年 サレジオ協力者会(サレジアニ・コオペラトーリ)が教会より承認される。


1877年 サレジアン・シスターズの最初の宣教団が出発する。


1885年 サレジオ会の将来の発展を夢に見る。そのなかに日本も現れる。


1888年 1月31日 ドン・ボスコ帰天。


1926年 チマッティ神父が8人のサレジオ会員とともに来日。


1929年 6人のサレジアン・シスターズ会員が来日。


1934年 ドン・ボスコ列聖。


1937年 カヴォリ神父とチマッティ神父のもと宮崎カリタス修道女会(現イエスのカリタス修道女会)創立。


1825年●幕府が外国船打払令を発令


1853年●ペリーが浦賀に来る


1858年●幕府がアメリカ、フランスなど5か国と通商条約を結ぶ


1859年●パリ外国宣教会が来日


1865年●長崎の大浦天主堂内で浦上の信徒が信仰を表す(信徒発見)
1867年●江戸幕府が終わる
1868年●明治維新が始まる/維新政府がキリスト教を禁止


1873年●禁教令が解かれる


1926年●昭和天皇が即位


1933年●国際連盟を脱退


1936年●二・二六事件


1938年●国家総動員法


西暦 年齢


2


9


16~20


20~25


25


26


28


32


38


39


43


44


45


53


57


59


60


61


62


70


72










1937年●日中戦争(~45年)


1814年●スチーブンソンが蒸気機関車を発明


1821年●ナポレオン没


1830年●フランス7月革命
1831年●マツィーニが青年イタリア党結成


1835年●モールスが電信機を発明


1848年●マルクス・エンゲルスの共産党宣言
1853年●クリミア戦争(~56年)


1859年●イタリア統一戦争(~60年)


1861年●イタリア王国成立/アメリカ南北戦争(~65年)
1862年●ローマで日本26聖人殉教者の列聖
1863年●リンカーン奴隷解放宣言


1867年●日本205殉教者の列福


1879年●エジソンが白熱電灯を発明


1929年●世界経済恐慌はじまる
1931年●満州事変
1933年●ナチスのユダヤ人迫害が始まる


【世界の出来事】 【日本の出来事】


1815年●第11代将軍 徳川家斉の時代


少年時代をすごした
ベッキ村の家


ドン・ボスコが始めた印刷所


最初の宣教師たち
(1875年)


天に召された直後の
ドン・ボスコ(1888年)


『ボレッティーノ・サレジアーノ』(サレジオ会会報)を創刊する。








































































【ドン・ボスコ語録】  〜 信仰の真理を知らない青少年にそれを教え、ただ一つの大罪でも避けさせることができれば立派なことです。〜 聖ヨハネ・ボスコ聖遺物巡礼記念特別号 No.6 9 8




ドン・ボスコ写真館
Don Bosco Photo Gallery


1861年 ドン・ボスコの一番古い写真


1865-68年 50歳の頃。 トリノにて


1886年3月、70歳の頃


1867年 ローマにて。 祝福を与えるドン・ボスコ


1875年 トリノにて。 最初の宣教団と


1870年 トリノにて。 最初のサレジオ会員たちと


1880年 トリノにて


1861年 トリノにて告解を聴く。 告白しているのは後の総長パウロ・アルベラ


聖ヨハネ・ボスコ聖遺物巡礼記念特別号 No.6 11 10




一緒に音楽を奏でて、心の一体感を感じたい 
(32歳・女)





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 話


What would you do?What would you talk about?


キミなら


ドン・ボスコと一緒にロザリオを唱えてみたい。聖性の誉れの高い人と唱えるロザリオ
は、その息遣いやイントネーション等が感動的と聞いたことがあるので。自宅に招いてコ
タツで一緒に鍋をつついてみたい。締めは雑炊で食後はみかんを食べながらウノをす
る。そんなありきたりの時間を過ごすことができたら本当に贅沢。 (会社員・30代・男)


・林間学校での月の輪熊
調査(共存と言うことについて一緒に考えたい)
・気分転換の方法や地球の未来について話したい。
・苦難の乗り越え方。(「もうダメだ」という状況でも諦めずに自分の道を
進むためには、どんなことを考えるのか尋ねたい) (35歳・女)


子どもたちと接するその場に一緒に連れていって欲しい。子ど
もたちと何を話しているのか、何をしているのか、何を感じてい
るのか全てを共有したいです。 (ミュージシャン・30歳・女)


テーブルサッカーを本気で勝負したいです。 (司祭・30代・男)


今の日本の子どもたちが置かれている状況について、どう思うか尋ねたい。
ドン・ボスコと一緒に、教会学校を行いたい。
(介護職員・33歳・男)


かみさまは初めからいたというけれど、
かみさまを産んだお母さんはだれですか?
(幼稚園生・5歳・男)


・一緒にドッジボール
・子どもとのかかわり方に
ついて教えてほしい。
(OL・26歳・女)


バーベキュー、アルティメット、
チーム対抗のゲーム (大学生・19歳・男)


マジックを教えてもらいたい。
(高校生・17歳・男)


一緒にワインを飲みたいと言いたいところです
が・・・ドン・ボスコのごミサにあずかってみたい
です。(お説教も聞けるし) (主婦・50歳・女)・やっぱり腕相撲大会です!(スポーツ全般)


・バンドを組んでみたい。
(高校生・17歳・男)


ゆるしの秘跡を受けたい。
(修道士・43歳・男)


とりあえずジャンケン。
勝った方が好きなことを一緒にする。
(中学生・13歳・男)


一緒に遊びたい。祈りたい。勉強したい。
(高校生・16歳・男)


一緒にミサを捧げたい。
青少年司牧活動をしたい。
(司祭・37歳・男)


・世界旅行。
・今の宣教師の仕事ぶりはどうですか?
会のカリスマはまだ生きてますか?と尋ねたい。
・現代の日本の若者たちにドン・ボスコは
どう接するのだろう。
・夜まわり先生をやってみてほしい。
(大学院生・27歳・女)


・一番の思い出は何ですか?
・どんな子どもだったのかという話をしてほしい。
(小学生・10歳・女)


ドン・ボスコと一緒に登山をした
り、自然の中で遊んでみたい。
きっといろんな知識をおもちだと
思うので、楽しいのではないかと
思います。現代の子どもたちは何
もないところから遊びを見つける
ことは、苦手かもしれません。何も
ないところから想像するというの
はとても大切だと思います。その
ためのヒントをいただけるといい
のですが・・・。 (40代・女)


大人と子どもの幸せの
違いってなんですか?
(高校生・16歳・男)


・どんな動物が好きですか?
・いっしょに鬼ごっこをして遊びたい。
        (小学生・8歳・女)


・子どもたちの現代の遊び(DSとか)、ネットについてどう思うか聞いてみたい。
・日曜日に子どもミサをしてほしい。どんな説教をするか興味がある。
(修道女・20代・女)


今、ドン・ボスコに会ったら、このインターネットの時代をどのようにお考えになるか、お聞
きしたいのです。グーテンベルグ以降の情報通信の大革命といわれているこの時代の光
と影を信仰の目からどのように見るかを知りたいです。 (77歳・男)


一緒に遊びたい!!
子どもも一緒に!!
(保育士・29歳・女)


・洗礼名なので、いつも守ってもらっていることへの
感謝の気持ちを言いたい。
・グリージョの散歩を一緒にしながら、ロザリオ。
(会社員・31歳・男)


・なんで神父様になりたいと思ったのか?
・途中で神父様をやめようと思ったことはあるのか?
(中学生・12歳・女)


子どもたちの学びについて話しをし、尋ねたい。
(31歳・女)


昨今の日本における教育問題について話し合いたい。
(大学生・20歳・男)


・今の世界の状況についてしゃべりたい。
・世界が平和になるような作戦を考える!!
(中学生・13歳・女)


綱渡りをさせてみたい
(中学生・13歳・男)
























































































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【ドン・ボスコ語録】  〜 もしよい人になりたいのならば、ただ三つのことを実行に移すと、すべてはうまくいくでしょう。それは、喜び、勉強、 祈りです。〜 12聖ヨハネ・ボスコ聖遺物巡礼記念特別号 No.6 13



















 



























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1800 年代にイタリアで作られた日本地図。
ドン・ボスコもこのような地図を目にしただろう。「Miaco」「Yedo」の文字が見える。


1600 年代の日本地図。
「Meaco」の文字が見える。


【ドン・ボスコ語録】  〜 もし霊的・物的利益をはかりたければ、まず神のことに心を費しなさい。そして隣人の霊的・物的善のために施しをす ること。〜 14聖ヨハネ・ボスコ聖遺物巡礼記念特別号 No.6 15




世界 130以上の国で、28グループ、40万人以上のサレジオ家族が
学校、教会、社会生活のさまざまな場面で若者たちのために奉仕しています。


ドン・ボスコの精神とスタイルに影響を受けて生まれた修道者と信徒・協力者によるグループを、
サレジオ家族(サレジアンファミリー)と呼んでいます。
サレジオ会のほか、世界に27のグループがあり、
修道者・信徒などさまざまな立場、職業、社会生活を送る40 万人以上のメンバーが、
ドン・ボスコの精神を共有して、若者たちのために奉仕しています。


世界の会員数:16,000人
日本の会員数:110人(14支部)


サレジオ会は青少年のために働く男子修道会で


す。1859年、ドン・ボスコにより創立。日本では、


教会・ユースセンター、学校教育、児童福祉、出版、


滞日外国人の支援、国際ボランティアなどの事業


に携わり、とくに青少年教育とキリストの愛を伝え


るために献身しています。


日本のサレジオ家族 日本のサレジオ家族の事業


※データは2011年 1月現在


※データは2001年


教会・ユースセンター
滞日外国人支援


ドン・ボスコの精神を受け継いで、日本各地で青少年のため、


そしてキリストの愛を人びとに伝える活動をしています。


青少年司牧
ボランティア
DBVG、VIDES、見守り活動など


召命司牧
聖書学校、青少年対象黙想会、
サマーキャンプなど


志願院、修学院、修練院、神学院 
8か所


神学院・修道者養成


出版・メディア
ドン・ボスコ社
ホームページ運営など


Salesian Family 世界のサレジオ家族の事業
サレジオ会 サレジオ家族


ユースセンター 1,325か所 3,697か所
学校 9612,000
職業・農業の訓練校 520763
教会・宣教の拠点 1,902か所 6,611か所
社会事業 564か所 486か所


5,272か所 13,557か所


日本では 7グループのサレジオ家族が活動しています。


Salesians of Don Bosco
サレジオ会


世界の会員数:14,100人
日本の会員数:257人(15支部)


サレジアン・シスターズは青少年のために働く女


子修道会です。1872 年、ドン・ボスコとマリア・


マザレロにより創立。日本では、教会・ユースセ


ンター、学校教育、児童福祉、国際ボランティア、


カウンセリング、滞日外国人の支援などの事業に


携わり、青少年のために献身しています。


Daughters of Mary Help of Christians
サレジアン・シスターズ(扶助者聖母会)


世界の会員数:1,000人
日本の会員数:461人(49支部)


イエスのカリタス修道女会はとくに貧しく小さい人


びとのために働く女子修道会です。1937 年、カヴォ


リ神父とチマッティ神父により日本で創立され、現


在は 13 か国に広がっています。教会、学校教育、


児童福祉、高齢者福祉、医療などの事業に携わり、


人びとに神の愛を伝えるために献身しています。


Caritas Sisters of Jesus
イエスのカリタス修道女会


世界の会員数:27,000人
日本の会員数:141人(12支部)


サレジアニ・コオペラトーリは、サレジオ会やサレ


ジアン・シスターズの指導を受けながら協働者と


して生きる一般信徒の会です。1876 年「善良な


キリスト者、誠実な社会人の会」としてドン・ボス


コが設立。各自は社会生活を営みながら、弱い立


場の人、特に青少年に強い関心を持って、教会の


一員として奉仕すると共に、生涯を通して自己の


養成に励みます。


Association of the Salesian Co-operators
サレジアニ・コオペラトーリ


世界の会員数:1,300人
日本の会員数:3人


VDB は 1917 年 5 月、サレジオ会第 4 代総長


のリナルディ神父によって創立されました。召命の


場は各自の生活の場、特に職場と教会にあり、仕


事においてプロであること、経済的な自立、精神


的な成熟が求められます。VDBには三誓願があり、


聖マリアが全てを心に納めていたように奉献者で


あることには沈黙を守ります。


Istituto Secolare Volontarie di Don Bosco
VDB(ドン・ボスコ女子在俗会)


ウニオーネはサレジアン・シスターズの学校・施


設で身につけた精神を実社会の中で継続して生か


し、証しすることを目的としています。


World Confederation of the Past-Pupils of FMA
ウニオーネ(扶助者聖母会同窓会世界連合)


サレジオ会同窓会はサレジオ会の学校・施設で身


につけた人間的・宗教的価値観を分かち合い、証


しすることを目的としています。


World Confederation of the Past-Pupils of Don Bosco
サレジオ会同窓会世界連合


サレジオ家族


幼稚園、小学校、中学校、
高等学校、高等専門学校、短期大学 
43校


児童福祉
保育園、乳児院、児童養護施設 
19施設


診療所、老人福祉施設 
7施設


医療・高齢者福祉


学校教育


11か所


つながる・ひろがる
サレジオ家族


20 SALESIANOS 2011


AMÉRICA CONO SUR


algo de índole intelectural, sino con ex-
periencias. Una sesión dura dos noches
y tres días y participan unos 300 jóve-
nes en el programa en cada sesión. Los
participantes pueden tener acceso a
los mensajes importantes del Evange-
lio y tienen la posibilidad de reexionar
sobre los signicados de éstos mien-
tras corren, nadan, navegan en canoa
y juegan diferentes juegos. Cada pro-
grama está sutilmente diseñado por
los salesianos de un modo que se les
da a los jóvenes la oportunidad de
crecer en su fe bajo la guía de los men-
sajes del Evangelio, en lugar de sólo
darles la ocasión de jugar sin reexio-
nar sobre las cuestiones de su fe.


Las consecuencias de este proyecto han
sido bastante signicativas. Una canti-
dad considerable de los salesianos de
hoy en día escucharon la llamada de
Dios invitándolos a formar parte de la
vida y misión de Don Bosco, aquí en
suelo coreano durante la Escuela Bíblica.
El autor de este artículo es también uno
de ellos. Yo fui uno de los estudiantes de
preparatoria que experimentó la felici-
dad, gozo y entusiasmo de los salesianos
en la Escuela Bíblica Católica en 1991.
Ahora, ha llegado mi turno de enseñar
esos valores salesianos y los mensajes
del Evangelio a los jóvenes en las mismí-
simas circunstancias donde adquirí esos
valores y descubrí mi vocación salesiana.


Un segundo fruto de la Escuela Bí-
blica es el hecho de que los salesianos
se han vuelto muy conocidos por
este proyecto en la Inglesia coreana.
Ahora la gente sabe con más facilidad
quiénes son los salesianos, a quiénes
se dedican y qué es lo que hacen.


Aún queda otro punto que se debe
enfatizar. Muchos de los jóvenes que
han participado en la Escuela Bíblica
se han familiarizado con los
salesianos, sus casas y sus obras.
Ahora ellos tienen una fuerte motiva-
ción para conocer y participar en el
Movimiento Juvenil Salesiano en
Corea


Inspectoría Santos Mártires Coreanos, KOR por P. Jun-Seok Lee sdb


37


13SALESIANOS 2011


la guerra. Con la ayuda del Instituto,
John Kargbo también ha encontrado
su camino. Ha regresado al lado de sus
padres y recibe regularmente la visita
de una trabajadora social de la Fambul
de Don Bosco, quien se asegura que
todo vaya bien en casa y que John no
vaya a regresar a la calle. La Fambul
Don Bosco ha estado pagando sus
gastos de escuela y nanciando una
forma de trabajo remunerativo para la
madre como sostén de la familia. No
sólo las personas sin hogar sino tam-
bién los jóvenes tienen un lugar en la
Fambul Don Bosco: para 250 jóvenes
entre 18 y 28 años, el instituto brinda
lugares de capacitación tanto dentro
como fuera de Freetown y son acom-
pañados por trabajadores sociales del
Departamento de Especialidades.


Como parte de los servicios proporcio-


nados se encuentra un centro juvenil
para niños, jóvenes y adultos jóvenes
en el distrito y una línea de ayuda en
crisis. Desde que se instaló la línea de
ayuda en crisis, en enero de este año,
más de 750 jóvenes han hecho uso de
este servcio cada semana y encuentran
un oído comprensivo para toda clase
de problemas. El hermano Lothar, el Di-
rector de la Fambul Don Bosco, explica
que el objetivo de ésta es educar a los
niños para que se conviertan en ciuda-
danos responsables y buenos creyen-
tes. Esto se logrará con la ayuda del
amor, la razón y la religión. Los niños de
la calle que pasan por un período de
rehabilitación en nuestra casa no son
ni golpeados ni atacados verbalmente.
Diferimos de los otros institutos en
Sierra Leona que ofrecen educación
extra familiar", dice el Hermano Lothar,
salesiano desde 1993 y a cargo del ins-
tituto en Freetown durante un año
y medio. Añade: “Lo que es más, le


damos gran importancia al
hecho de que el cui-
dado mutuo también
juega un papel
dentro del equipo.
No se puede dar
cuidado y amor a
los niños y jóvenes


de la calle y ser
al mismo
tiempo un


ser egoísta en el equipo o en privado,
con tu familia".


Modelo para la solución de
un conicto de no violencia


La guerra en Sierra Leona no sólo
causó muchas muertes y destruyó las
empresas de carácter económico. Las
familias fueron separadas; los niños, ex-
plotados como soldados y esclavos,
mientras que las drogas y el lavado de
cerebro causaron un frenesí de sangre
increíble. Todas estas experiencias to-
davía están lejos de ser enfrentadas o
superadas; de hecho, en grandes
partes de la población, más bien se les
ha restado importancia. En muchas fa-
milias y barrios prevalece ya sea el si-
lencio o la conmoción cuando se trata
de lidiar con problemas o conšictos. Se
tiene que encontrar la forma de dialo-
gar unos con otros. Por lo tanto, los ins-
titutos como Fambul Don Bosco
pueden ser muy valiosos para el país,
ya que han dado un ejemplo de otra
forma de vivir juntos. Cada día ellos de-
muestran su credibilidad y su ejemplo
mediante el cuidado, la no violencia y
la tolerancia. Su caridad activa así
como la fe y espiritualidad que obser-
van pueden servir como modelo
donde la comunicación y la coexisten-
cia se han vuelto difíciles e incluso im-
posibles


Don Bosco Fambul (Fambul en Kriol, el idioma
local; signica “familia”) es el Instituto más
grande en Sierra Leona que trabaja con niños
de la calle y jóvenes desempleados. Cada año
apoya a casi 1.500 niños y jóvenes en uno de
los países más pobres de la tierra.


“Los niños de la calle que pasan por un período de rehabilitación en
nuestra casa no son ni golpeados ni atacados verbalmente.


Diferimos de los otros institutos en Sierra Leona que ofrecen
educación extra familiar"


para la coexistencia alternativa


La enseñanza del idioma inglés esuna habilidad increíblemente valiosa
en Thailandia ya que la mayor parte de
los empleos están relacionados con el
turismo, y el dominio del inglés en esta
industria es fundamental. En la Casa
Don Bosco - Bangsak, un lugar verda-
deramente sorprendente donde la alegría
de los niños es evidente cuando sus
risas retumban alrededor de estos her-
mosos parajes, Steph, un joven australiano
que fue misionero voluntario 'Cagliero'
enseñó inglés, y mani‚esta que el espíritu
de Don Bosco está realmente vivo y ac-
tual. Así que, ¿quiénes son estos misio-
neros 'Cagliero' y qué hacen?


En 2006, el estudioso de la biblia P. Frank
Moloney regresó de los Estados Unidos
para asumir el cargo de Inspector de la
Inspectoría Australia Pací‚co. Entre sus
objetivos para la Familia Salesiana en
Australia y el Pací‚co ‚guraba la crea-
ción de un programa que les diera a los
jóvenes la oportunidad de trabajar


como voluntarios dentro de estas co-
munidades salesianas de ultramar. El P.
Moloney, con el apoyo de los salesianos
en toda la Inspectoría, quería tomar
como modelo para este programa
aquellos que normalmente se relacio-
nan con los salesianos en los Estados
Unidos. En 2007, se contrató a un direc-
tor para el programa y ¡así empezó el
Proyecto Cagliero! El proyecto lleva el
nombre del cardenal Giovanni Cagliero,
quien fue el primer misionero salesiano
que Don Bosco envió a la Patagonia (Ar-
gentina) en 1875.


Los primeros voluntarios


El primer grupo de voluntarios Cagliero
partió a dos lugares separados en Thai-
landia en junio de 2008. Ambos volun-
tarios eran líderes del Campamento
Don Bosco en Dromana, Australia. La
designación de Steph a la Casa Don
Bosco fue más allá que tan sólo 'enseñar
inglés'. Los salesianos tailandeses esta-


blecieron el hogar un poco después del
tsunami en 2004, para ayudar a cuidar a
la gran cantidad de niños que quedaron
huérfanos en el sur de Thailandia. De
modo que Steph participó en el cui-
dado general de estos niños y viajó a las
escuelas locales para enseñar inglés.


Al mismo tiempo David viajó a Chiang
Mai en el norte de Thailandia. El Hogar
Don Bosco en Chiang Mai se estableció
con el objeto de dar educación a los
hombres jóvenes de las tribus de las
montañas al norte. Asimismo, propor-
ciona un entorno de vida favorable para
los jóvenes cuando están estudiando. El
Hogar tiene una granja asociada para
ayudarlos a mantenerse. En 2010, el Pro-
yecto Cagliero tuvo la gran fortuna de
contar con un voluntario con experien-
cia en agricultura que fue de gran utili-
dad para la granja.


El objetivo principal al comienzo de este
Proyecto Cagliero fue que fuera sosteni-


ASIA ESTE - OCEANÍA


“Proyecto Cagliero” - Los misioneros laicos
Inspectoría María Auxiliadora de los Cristianos, AUL por Lauren Bicknell


40


【ドン・ボスコ語録】  〜 兄弟のように互いに愛し、助け、欠点を耐え忍びあいなさい。そうすれば神と扶助者聖マリアの助けが必ずあるでしょ う。〜 16聖ヨハネ・ボスコ聖遺物巡礼記念特別号 No.6 17




ドン・ボスコを知る


読書・DVDガイド


ドン・ボスコについての最新の歴史研究・資料をもとに執


筆された伝記の待望の完訳版。数々の証言や記録、混


迷するイタリアの状況を紹介しながら、ドン・ボスコの人柄


と生涯とを克明にいきいきと描く。


完訳 ドン・ボスコ伝
テレジオ・ボスコ著 サレジオ会訳
A5判 540頁 ¥1,890


ドン・ボスコについての最新の歴史研究・資料をもとに執


筆され、読みやすく定評のある伝記のダイジェスト版。ド


ン・ボスコの少年時代からサレジオ会創立初期までを中


心に、いきいきと描く。


ドン・ボスコ ダイジェスト版
テレジオ・ボスコ著 サレジオ会編訳
四六判 367頁 ¥1,260


ヨハネ・ボスコの
たいせつな ゆめ


ヨハネ・ボスコの
たいせつな ゆめ


ヨハネ・ボスコの
たいせつな ゆめ


え おむらまりこ
ぶん サレジオ会









会 









ドン・ボスコ社

ン・





教皇ピオ9世の命令によりドン・ボスコ自身の手で執筆さ


れた自叙伝。幼少期から彼の事業が軌道に乗るまでの


40年間の回想録。自分の生涯を示して、サレジオ会の精


神を伝え、具体的な教育論を魅力たっぷりに語る。


ドン・ボスコ自叙伝
ドン・ボスコ著 石川康輔訳
四六判 350頁 ¥1,260


オフレー神父によるフランスアカデミー賞受賞作品を、バ


ルバロ神父が日本語に訳し1942年に出版した名著。見


捨てられた青少年のために生涯をささげ、教え子たちと共


にサレジオ会を創立するドン・ボスコの歩みを描く。


ドン・ボスコの生涯
A・オフレー著 F・バルバロ訳
B6判 515頁 ¥1,365


少年たちの神父になり、悩みや喜びを分かち合い、少年


たちが神を知ることができるように助けたドン・ボスコ。その


生涯を、親しみやすく魅力あふれるエピソードを中心に紹


介する。小中学生にも読みやすい、手軽な新書判。


青少年の友 ドン・ボスコ
キャサリン・ビーブ著 野口重光訳
新書判 221頁 ¥693


「げんこつでは けんかはとめられないんだよ」。夢の中で


聞いた言葉を大切に心にとめたヨハネは、やがて司祭と


なり子どもたちのために一生をささげる。ドン・ボスコが9歳


の時に見た夢の話が、温かい絵でよみがえる。


ヨハネ・ボスコのたいせつなゆめ
サレジオ会文 おむらまりこ絵
A4判 31頁 ¥1,260


ドン・ボスコが親しんだ格言。青少年をはじめ、すべての


人々に繰り返し言われていた言葉で、日々の生活の困難


の中にあっても、励ましや喜びを与えてくれる有意義な言葉


の数 を々365日分収載。ポケットサイズで携帯にも最適。


聖ヨハネ・ボスコのすすめ365日
山本克己訳
127×90㎜ 133頁 ¥383


つなわたりができて、手品も上手な聖人、聖ヨハネ・ボスコは


子どもたちをイエスへと導くためにすべてを尽くす。やわらかな


イラストと短い言葉でつづる伝記絵本。小学生以上から。


聖ヨハネ・ボスコ 青少年の友
キャロル・モンマルシェ文 
オーギュスタ・キュレリ絵 児島輝美訳
200×130㎜ 71頁 ¥945


ドン・ボスコの母マルゲリタは、ヨハネ少年をゆるぎない信


仰で導き、短い話を教え聞かせ、ドン・ボスコのもとに集ま


る身寄りのない少年たち皆の母となった。生涯を神にささ


げ、神の御摂理にすべてを委ねきった母の物語。


マンマ・マルゲリタ ドン・ボスコの母
ピーター・ラッピン著 柳沼千賀子訳
四六判 288頁 ¥1,260


「ともにいる教育」、愛・道理・信仰による「予防教育法」。


若者を愛し、教育に生涯を捧げたサレジオ会創立者ドン・


ボスコが語る、若者がいきいきと育つ教育法の秘訣が満


載。若者とともに歩むすべての人にすすめたい一冊。


若者を育てるドン・ボスコのことば
ガエタノ・コンプリ編著
四六判 237頁 ¥1,050


青少年と共にいて喜びを分かち合うドン・ボスコの教育法


「アッシステンツァ」(共にいること)の本質に迫る。長きに


わたって学校教育に携わってきた著者がドン・ボスコの精


神とその教育実践を分かち合う。


共にいる教育 アッシステンツァ
岡道信編著
A5判 92頁 ¥1,050


少年ジョヴァンニが青少年に生涯をささげる司祭になるま


での道のりを描く。喜びと快活さをもって友情を育み、多く


の困難にあっても働きながら学び、神の計画を信じて司


祭になる夢を追いかける。1987年、ELLE DI CI作品。


ドン・ボスコ 夢見る少年ジョヴァンニ
ジュゼッペ・ロランド監督
日本語吹替版 45分 1,000円


見捨てられた少年たちに自分の力を惜しみなく与えたド


ン・ボスコ。愛と信頼、強い心で少年たちを育んだ真の教


育者の姿が美しい映像でよみがえる。2004年、イタリア


国営放送RAIが2日にわたり放送した感動の作品。


ドン・ボスコ
ロドヴィコ・ガスパリーニ監督
日本語吹替版 200分 3,000円


NEW


NEW


NEW


絵本


語録


教育


DVD


伝記


ドン・ボスコとサレジオ家族について、どれくらい知ってるかな?
ちょっと難しいものもあるけど、クイズに挑戦してみよう!


1.やさしい 2.たくましい 3.きよい


【答え】
A1:2
たくましい A2:2 マルゲリタ(ピザで知られた名前ですが、英語ではマーガレットで花の名前でもあります) A3:3 ボナノッテ(イタリア語でBuona notte“おやすみなさい”の意味。寝る前の短い話
はドン・ボスコのお母さんの頃からの習慣だそうです) A4:allegro(アレグロ:喜び、快活さ。ドン・ボスコはいつも快活さと喜びをもつように勧めていました) A5:1 道理、2 信仰(または信念)、3 愛情
(「道理」は規則を理解し、自ら進んで実行するようになるための正しい理由。「信仰・信念」は人生を意味づける理想となるもの。「愛情」は道理と信仰・信念を受け入れやすくするために必要なものです) A6:
見たことがある
(ドン・ボスコの存命中、聖骸布はトリノで3回公開されました。ドン・ボスコの回想録に子どもたちを連れて見に行ったと記されています) A7:1 創世記(14章21節) A8:1 グリージョ(「灰
色」という意味。外見はどう猛でオオカミに似ており、鼻は高く、耳が立っていて、背丈は1メートルほどだったそうです) A9:1 約16,000人(イエズス会に次いで会員数は世界第2位。サレジアンファミリー全
体では28のグループがあり、総数は約40万人です) A10:聖ペトロの像(バチカン巡礼の際には、ぜひ確認を!)


Q1


Q3 Q4


Q5


Q6


Q7


Q8 Q9


Q10


Q2ドン・ボスコが9歳の時に見た夢に現れたマリア様と思われる
女性は、ドン・ボスコに「謙遜で、強く、○○○○人になりなさい」
と言いました。○○○○に入る言葉は次のどれ?


ドン・ボスコのお母さんの名前は?


1.カルボナーラ
2.マルゲリタ
3.ティラミス


ドン・ボスコは子どもたちが寝る前に短い話をし
ていました。その習慣は今もサレジアンファミリー
の伝統として残っていますが、何というでしょう?


1.チャオ 2.ボンジョルノ 3.ボナノッテ


ドン・ボスコが子どもたちによく質問した言葉か
ら。「君はドン・ボスコの友達になりたい?」「ええ、
なりたいです」「それならA+B-Cでありなさい。
この意味がわかるかな?」「いいえ」「Aは○○○の
こと。Bはbuono(ブオノ:良いこと)、Cは
cattivo(カッティーヴォ:悪いこと)ということだ
よ」。さて、Aの○○○に入る言葉は?


ドン・ボスコは子どもたちに罰を与える教育ではなく、あ
らかじめ良いことを勧め、励ます「予防教育法」を実践し
ました。予防教育法で子どもたちに伝えるべき大切な3
つのことがあります。それはなんでしょう?


2010年、ドン・ボスコが事業を始めたトリノで聖骸布(十字架から降ろされたイエス・キリストを包ん
だとされる布)が公開されました。ドン・ボスコも聖骸布を見たことがあるでしょうか?


ドン・ボスコのモットー「Da mihi animas, cetera tolle
(私に魂を与えよ、他の物は取り去れ)」は、もともと聖書にあ
る言葉です。聖書のどこの言葉でしょうか?


1.創世記 
2.エレミヤ書 
3.コリントの信徒への手紙


ドン・ボスコは反対者から命を狙われることがたびたびありましたが、
いつも突然現れて助けてくれる大きな犬がいました。その犬の名前は?


1.グリージョ 2.アダージョ 3.バッジョ


世界のサレジオ会員の数は、
現在どれくらい?


ヒント:世界第2位だよ!ヒント:鍵を持ってる人


ヒント:ソドムの王がアブラムに言った言葉。


ヒント:3つとも漢字2文字だよ。
ヒント:音楽の時間に習ったかも。速く!速く!


ヒント:マンマといえば?
ヒント:男らしい!


ヒント:寝る前のあいさつです。


ヒント:ドン・ボスコの時代にも
   公開されていました。


1.約16,000人
2.約8,000人
3.約1,600人バチカンの聖ペトロ大聖堂内の上のほうにドン・ボスコの像が置かれています


が、その下のほうにはある有名な聖人の像があります。だれの像でしょう?


【ドン・ボスコ語録】  〜 皆さんを早く死に追いやるものは何であるか知っていますか。馬に対する拍車のように、死にとっては罪がそうです。〜 18聖ヨハネ・ボスコ聖遺物巡礼記念特別号 No.6 19




長崎


宮崎


大阪


三重


静岡


東京


神奈川


大分
大在・中津・別府


四日市


浜松・静岡


川崎・横浜


目黒・世田谷
赤羽・下井草
小平・町田・調布


日本巡礼のルート (予定)


2/3-4


2/5-7
2/7-8


2/9


2/9-10


2/10-11


2/11-12


2/12-17


聖ヨハネ・ボスコが世界中をめぐり、
日本にやって来る!


聖遺物
とは?


とは?
せいいぶつ


せいいぶつじゅんれい


 サレジオ会創立150周年の2009年、ドン・ボスコ


の聖遺物はイタリア・トリノを出発し、2015年のド


ン・ボスコ生誕200周年までの6年間、世界中を訪


れる旅をしています。世界の人々がドン・ボスコの働


きをとおして神さまの愛と出会い、生きる光と勇気を


得るためです。


 そして2011年2月、ドン・ボスコは日本にやって来


ます。宮崎から東京まで、サレジオ家族の教会や学校な


どを巡ります。


 ドン・ボスコと出会い、ドン・ボスコの言葉に耳をかたむ


けましょう。そして、ともに喜び祝い、まじわり、祈る、豊かな


時をすごすことができますように!


  聖 遺 物 は 、信 仰を


もって大切に敬われ


るものです。聖人


の遺骨の一部や、聖人


が生前に使用していたものな


ど、さまざまなものがあります。聖書には、聖遺物につ


いて次のような記述があります。「神は、パウロの手を通


して目覚ましい奇跡を行われた。パウロが身に着けていた


手ぬぐいや前掛けを持って行って病人に当てると、病気はい


やされ、悪霊どもも出て行くほどであった。」(使徒言行録19章12節)


 聖遺物に魔法の力があるわけではありません。聖遺物は、神が聖


人たちを通して取り次ぎ、聖人たちがこの世を去った後も生きておら


れることのしるしです。教会は、聖人たちの生き方や聖遺物を大切にすること


をとおして、神をたたえます。世界の人々がこの世で生きるための光、勇気を与えら


れるよう、ドン・ボスコの聖遺物は世界を訪れます。


日本の各地を巡礼する
聖遺物(右腕)をおさめたご像


聖ヨハネ・ ボスコ聖 遺 物日本 巡 礼


聖遺物巡礼


Don Bosco
Japanin


from Turin, Italy


赤文字で示した教会等のミサ・行事には皆様ご自由に参加できます。


日程 2011年2月(予定)


2 日(水) 成田 空港到着
3 日(木) PM 宮崎 イエスのカリタス修道女会(SCG)宮崎修道院
4 日(金) A M 宮崎 日向学院
5 日(土) A M 大分 サレジアン・シスターズ(FMA)大分修道院
PM 大分 サレジオ会(SDB)中津支部
6 日(日) 大分 カトリック別府教会(9時 ミサ)
7 日(月) AM 大分 海の星幼稚園(別府)
PM 長崎 SCG外海修道院
8 日(火) AM 長崎 FMA大村修道院
9 日(水) A M 大阪 大阪星光学院
PM 三重 SDB四日市志願院
10日(木) PM 静岡 カトリック浜松教会(17時 集い・20時 ミサ)
11日(金) A M 静岡 FMA静岡修道院/静岡サレジオ
PM 神奈川 カトリック鷺沼教会(19時 ミサ)
12日(土) A M 神奈川 SDB横浜志願院
サレジオ学院 幼稚園・中学校・高等学校
PM 東京 目黒星美学園小学校(15時 教育シンポジウム)
13日(日) 東京 カトリック碑文谷教会(10時30分 ミサ)
(PM 青少年の集い)
14日(月) A M 東京 目黒サレジオ幼稚園/目黒星美学園小学校
PM 東京 目黒星美学園中学校・高等学校
15日(火) AM 東京 星美学園(赤羽)
PM 東京 カトリック下井草教会(19時 ミサ)
SCG本部修道院
16日(水) A M 東京 サレジオ小学校・中学校
PM 東京 サレジオ高専/東京サレジオ学園
17日(木) 東京 SDB調布神学院 サレジオ家族の巡礼と静修の日 
カトリック調布教会(17時 ミサ)
18日(金) 成田 空港出発


メキシコ巡礼の様子


日本版「ドン・ボスコの風」は、創刊者の方針により出来るだ
け多くの方々に無料でお届けすることになっております。その
ために様 な々努力を払っていますが、この雑誌の主旨にご賛
同くださる方には是非ご援助いただきたく、挟み込みの払込
取扱票にてご寄付を募ります。よろしくお願い申し上げます。


編 集 後 記


No.6


2011年1月31日発行


聖ヨハネ・ボスコ
聖遺物巡礼記念特別号


編集人 山野内 倫昭
発行人 アルド・チプリアニ
発行所 カトリック・サレジオ修道会
〒160-0011 東京都新宿区若葉1-22-12 サレジオ会管区長館
電話:03-3353-8355 Fax:03-3353-7190
Eメール:DB-no-kaze@donboscojp.org
郵便振替 00100-7-412947「ドン・ボスコの風」編集事務局


編集制作 ドン・ボスコ社
デザイン制作 (有)ステップ企画 中村 たかや
印刷所 日之出印刷株式会社


BOLLETTINO SALESIANO


ドン・ボスコの霊性(生き方)は150年を通して全世界に広


がり、日本にも土着しました。ドン・ボスコ聖遺物巡礼記念特


別号では、現在も生きているドン・ボスコの霊性を描いてい


ます。この巡礼を通して神様と教会をもっと愛し、イエスの福


音を述べ伝える素晴らしいきっかけとなりますように。 (M) 20聖ヨハネ・ボスコ聖遺物巡礼記念特別号 No.6




来なさい、
そうすればわかる


イエスは呼びかける。


Come and See.
(ヨハネ1章39節)


ストレンナ 2011
2011 STRENNA


人生の意味をさがし求める人に語ろう。


人生は贈りもの


神様からの招き


あなたにしか果たせない使命


【ストレンナ】
イタリア語で「贈りもの」。
ドン・ボスコの時代からの習慣で、新年に
サレジオ会総長が「今年の目標」として
発表しています。


 私たちの心の奥には、ある問いかけがあります。自分は何のために生きて
いるのか、どうしたら意味のある人生を生きられるのか。自分の中を見つめ
ても、答えはなかなか見つかりません。
 いのちは神様からの贈りものです。いただいたいのちを、進んで責任をもっ
て受けとめるとき、贈りものを活かすことができます。
 一人ひとりのいのちの中には、計画が秘められています。自分自身の経験、
歴史、神から来る光を投げかけるとき、その計画は少しずつ明らかになりま
す。そしてそれは、私たちの応答を求めます。
 神様の計画と私たちの応答、こうして、私たちは、この世界と存在するす
べてのものとの関わりの中にある、自分自身を見いだします。
 この世界とその中にあるものは、私たちの望みを満たすことはできず、私
たちはそれに従属しません。私たち、特に若者は、生きることの意味、存在
理由、計画をもっていのちを与えてくださった方を渇き求めます。
 イエスは呼びかけています。「来なさい、そうすればわかる。」


(チャーベス総長による2011ストレンナ解説より)


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