Cagliero 11 Marzo 2011-jap


Cagliero 11 Marzo 2011-jap



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第 27 号 
~ サレジオ会宣教ニュース ~ 
2011 年 3 月 11 日
親愛なるサレジオの宣教師、サレジ
オ・ミッションの友人の皆さん!
祈りによる宣教への協力 
 どんな本を読むのが好きですか、
最も頻繁に祈ることは何ですか? 
それを聞かせてくれたら、あなたの
心がどこにあるか、お教えしましょ
う。宣教師がいなければ、宣教もあ
りません。すべてをおいて福音に仕
えるために生涯を捧げるキリスト者
がいなければ、すべての人へ遣わさ
れる宣教 mission ad gentes は不可
能です。新たな宣教召命のための祈
りがなければ、宣教の将来を計画す
るのは難しくなります。今日、企画
や財政面で宣教を助けようとする取
り組みは数多く見られます。2011 年
の四旬節の道のりを、宣教召命のた
めに絶えず祈りながら歩んでくださ
いませんか。皆さんのご協力をお願
いします。
宣教顧問
 宣教に協力する一つの方法は、祈り、犠牲、キリスト者とし
ての生き方のあかしを通しての、霊的な協力です。宣教が神の
恵みによって効果あるものとなるために、宣教師たちは祈りに
伴われることが必要です。宣教師であることには、大きなもの
から小さなものまでさまざまな犠牲が伴います。そのため、宣
教師のための祈りもまた犠牲の伴うものとなります。だれにで
もできる一つの方法は、日々の生活の苦しみを受け入れ、宣教
師と宣教召命のために、愛をもってそれを神に捧げることです。
また、断食したり、何かを断ったりして、それと同等のものを
宣教師の物的な必要をまかなうために差し出すこともできます。
 祈りと犠牲を通して、だれもがサレジオ会の宣教活動に協力
することができます。玄義ごとに一つの大陸を思い起こしなが
ら唱える宣教のロザリオも、そのためによい方法です。毎年、
サレジオ宣教の日のテーマに即した祈りが作られ、すべての共
同体に配られます。そして毎月、特に 11 日に、サレジオ会宣教
の意向が示され、宣教への協力のこの霊的次元の重要性が強調
されます。他方、宣教師のための共同体の祈りは、宣教の文化
を育み、使徒職に活力を与え、ひるがえって共同体を活気づけ
ることになります。
アフリカのための宣教師募集
管区‐国       必要な言語          活動・要件
エチオピア‐AET
英語、地方言語
ガンベラ使徒座代牧区
サレジオ会に委託された使徒座代牧区、少ない人材、初期福音
宣教
スーダン‐AFE
ナイジェリア‐AFW
英語、アラビア語(北部)
部族語(南部)
英語、地方言語
南部での初期福音宣教、戦後期、土着信仰の地方で大きな可能
性、サレジオ会員が少ない
新たな拠点の可能性(ラゴス)、サレジオ会員が少ない
ウガンダ‐AGL
アンゴラ‐ANG
チャド‐ATE
赤道ギニア‐ATE
中央アフリカ ATE
マダガスカル‐MDG
英語、地方言語
ポルトガル語、地方言語
フランス語、地方言語
フランス語、地方言語
フランス語、地方言語
フランス語、マラガス語
初期福音宣教、戦後期、国内 4 箇所目の拠点が開設される
初期福音宣教、戦後期、サレジオ会員司教、会員は少ない
サレジオ会の人材は少ない(多宗教の環境、一部ではイスラム
の環境)、厳しい気候
サレジオ会の人材は少ない(多宗教の環境、一部ではイスラム
の環境)、厳しい気候
サレジオ会の人材は少ない(多宗教の環境、一部ではイスラム
の環境)、厳しい気候
初期福音宣教(ベマネヴィキー)、少ない人材、サレジオ会員
司教

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不安はあった、でも信仰を分かち合いたかった!
 若 い 志願生のころ、宣教の話や宣教師たちの体験談を聞き、その英雄的な生き
方に感動しました。私も挑戦する生き方をしたいと思いました。同時に、躊躇す
る気持ちもありました。一つは、自分の健康が心配でした。それでも、ポスト・
ノビスのときに宣教師を志願しました。自分の信仰を人と分かち合いたいという
強い望みを感じたからです。管区長からパプア・ニューギニアに派遣されると聞
いたときは、興奮しました。
 現地で生活を始めると、メラネシアの文化はどちらかというと「変わっている」、
時には「変だ」と私には思えました。人々の考え方に合わせるのはとても大変の
ように感じました。しかし、時がたち、私たちの学校の生徒や教会の若者たちと
友達になるうちに、彼らをありのまま受けとめ、彼らの習慣や価値観を理解するのが容易になりました。
 宣教師になって1年後、「メラネシア新宣教師のための文化オリエンテーション・コース」に参加する機会を得ま
した。このコースは、私の最初のころの体験について評価を行い、自分が見たり聞いたり体験したりしたことの意味
を理解するのにとても役立ちました。メラネシア文化のさまざまな側面に目を開かせ、この文化により深く入るため
にどうしたらいいか、助けてくれました。メラネシア文化の多くの長所を評価し、人々の価値観や習慣をよりよく理
解するようにしてくれました。
 私は実地課程の 3 年間を、多くの人がパプア・ニューギニアの最もキツイ現場と言うところで過ごしました。アラ
イミリです。私は「文明」から孤立した生活を送らねばなりませんでした。密林の奥深くの、単純素朴で質素な生活
は、今日ある私を形作っています。厳しい生活を生き抜くために、たくましく忍耐強くならねばなりませんでした。
自分自身や土地の人々に対して、柔軟で忍耐強くあることを学びました。直面し、戦わねばならなかったことの一つ
は、「待つ」ということです。私たち都会化した社会から来た
人間にとって当たり前の時間の感覚を、土地の人々は持って
いないのです。
 私は文明から遠く離れた地図にも載っていないところで生
活しましたが、そこで神が生き生きと共におられるのを体験
しました。特に、宣教師としての生活の最も大きな試練、挑
戦のなかでそれを体験しました。生活に必要な最も基本的な
ものにも事欠いたとき、私たちはほかのだれでもなく、神に
寄り頼みました。神の愛と摂理に対する私の信頼も成長しま
した。私たちの共同体は、自分たちの心配や関心事、恐れや
不安、使徒職、そして私たち自身を、祈りの中でゆだねました。
あわただしいマニラの都会生活にそのまま浸っていたら気づ
くこともなかった奇跡の数々に、私の目は見開かされました。
 またアライミリでは、サレジオ会の共同体生活がどれほど
力強い力の源であるかに気づかされました。とても献身的で
自己犠牲を惜しまない会員たちと生活できたことは、大きな祝福でした。彼らの献身的な生き方、使命へのゆるぎな
い愛、霊魂の救いへの熱意を、私は誇りに思います。
 司祭叙階を準備しながら、自分の国、同胞と思えるようになった土地と人々のもとへ帰れることも、私は楽しみに
しています!
フィリピン出身、パプア・ニューギニア宣教師 エンジェル・サンチェス助祭
中東の移民のために
中東・湾岸諸国のサレジオ会員が、教育・司牧奉仕を通して、召命の同伴においても、移民
と共に歩むことができますように。
中東管区は、7か国に広がるさまざまな事業を管轄しています。 イスラエル、パレスチナ、
トルコ、 シリア、 レバノン、 エジプト、 イランです。 湾岸諸国のクウェイトとイエメンにも支
部があります。 難民、 特にイラク人キリスト教徒や、 アフリカ、 アジアの多くの国からの
移民の存在は、 サレジオ会の多くの現場で大きくなっています。 グローバル化した世界
のどこでもそうであるように、 ここでも、 自国を離れた人々への第一の奉仕は、 信仰 ・
召命の歩みを含む、 あらゆるレベルでの同伴です。
ご意見は segrgia@donboscojp.org まで