Cagliero19_1007-jap


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第 19 号 
ドン・ボスコの宣教の夢
~ サレジオ会宣教ニュース ~ 
2010 年 7 月 11 日
サレジオ会宣
教師の皆さ
ん、サレジオ・
ミッションの
友人の皆さ
ん!
 最高評議会の夏の定例会の
さなか、心からのごあいさつを
申し上げます!
 ドン・ボスコの宣教の心をふ
り返りながら、今月はドン・ボ
スコの二番目の宣教の夢を再発
見するよう私たちは招かれてい
ます。実に、私たちの父ドン・
ボスコの宣教の夢の一つひとつ
は、世界中の若者たちに福音を
運びたいという願いをもって鼓
動していたその心を明かすもの
です。ドン・ボスコの思いに学
びましょう!
 2011 年サレジオ宣教の日の
ための資料(DVD、ポスターなど)
がすでに各管区に届いているこ
とと思います。テーマは、「福
音を告げるボランティア」です
(www.sdb.org でダウンロード
できます)。
 すべての支部に宣教グループ
を、また世界中のすべてのサレ
ジオ会管区に宣教ボランティア
の活動を立ち上げるとき、ドン・
ボスコの夢を実現させることが
できます!
宣教顧問
ヴァツラフ・クレメンテ神父
 ドン・ボスコの宣教の夢の一つ、その二番目のものは、南米全土に及ぶサレ
ジオ会の宣教事業の将来について、劇的な寓意となっています。ドン・ボスコ
と共にいた人々は、これらの壮大な夢に何か人間的なもの以上のものをすでに
直観していました。ドン・ボスコは 1883 年 9 月 4 日、最高評議会の午後の会
合でこの夢について語りました。(全文は MB XVI, 385-398)
 ≪若い友人は言葉を続けました:さて、この山々は土手、
境界線のようなものです。これまでのところ、サレジオ会に
約束された収穫があります。何千もの、何百万もの人々があ
なたたちの助けを待っています。彼らは信仰がもたらされる
のを待っています。
この山々は南米のコルディレラスで、海は大西洋でした。…
…そしてどういうわけか、私は鉄道の駅にいました。……私
たちは汽車に乗りました。自分たちはどこにいるのかと私は
尋ねました。……きれいな新しい汽車は走り続けました、い
つも前に向かって……私たちは森の中を走り、トンネルを抜け、高架橋を渡り、
山あいを、橋を使って湖、沼地を通りました。広い河を渡り、大草原や平野を
走りぬけました。ウルグアイの海岸線を走りました。
短い川かと思いましたが、非常に長いものでした。あ
るときは、ウルグアイの近くを流れるパラナ河を見ま
した。……汽車は常に南下を続け、一方に曲がったか
と思えば、またもう一方へ向かいました。長い時間が
たち、二回目の停車をしました。……汽車は再び走り
出し、パンパス(大平原)とパタゴニアを突っ切る旅
を続けました。耕された畑やここかしこに見える家々
は、その荒れ野に文明が入ったことを示していました。
 パタゴニアが始まる場所で、コロラド川またはチュブト川の支流を渡りまし
た。……とうとう、私たちはマゼラン海峡に到達し、私は海峡に目をやりまし
た。私たちは南下しました。私たちの前にはプンタ・アレナスが見えました。…
…わが友はこれらのことを皆、口にしました。そこで私は尋ねました。「それ
はどういう意味なんだい?」
 彼は答えました:将来に計画されていることは、いつか現実となる。……カ
トリック教会、私たちの会、そしてこれらの地域の文明のすばらしい発展を、
私はみ摂理に感謝します。神は、ご自分の栄光と、これほど多くの霊魂の救い
のために私を道具として用いることをよしとされたのですから。……≫
カリエロ 11 を毎月受け取りたい方は、segrgia@donboscojp.org
               (管区秘書 村松神父)へ申し込んでください。

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モンゴルに来て、手を貸してください!
 私は宣教師となる夢を実現するため、2009 年 11 月 14 日にモンゴルに到着しま
した。宣教師になるのは私の長年の夢で、今、その夢が実現したことをとても幸せ
に思っています。ドン・ボスコは決して私を見捨てず、いつも守ってくれると信じ
ています。扶助者聖母の助けによって、私が生涯、宣教地で主イエスに仕えること
ができるように。
 モンゴルでの私たちの宣教事業は夢いっぱい、希望いっぱいです。ドン・ボスコ
がモンゴルのことも夢で見たに違いないと私は思います。今、私たちには二つの共同体があります。ウラン
バートルとダルハンです。ウランバートルには、4人のサレジオ会員から成る共同体があります。モンゴル
人の4人のコオペラトーリもいます。この共同体では、会員たちは4人とも技術訓練校と貧しい人々のため
のセンターで働いています。ダルハンには4人の会員から成る共同体があり、皆、私たちの小教区、非正規
の教育を行っている学校、印刷所、毎日のオラトリオで働いています。
 私はモンゴルに来たとき、ダルハンの共同体に住み、モンゴル語を勉強し、オラ
トリオで若者たちと一緒に活動するブラザー・クリスの手伝いをしました。4ヵ月
後、ウランバートルに移りました。ウランバートルでモンゴル語の勉強を続けると
同時に、21 人のストリートチルドレンを受け入れているドン・ボスコ・ケア・セ
ンターで子どもたちのアッシステンテとしてヴィクトル神父様を助けました。この
子どもたちは、田舎に住む家族と音信不通になっています。彼らはケア・センター
で暮らしながら私たちの学校に通っています。家族と再会できるよう、親を捜すこ
とも私たちはしています。
 この宣教地で私はとても幸せです。ここで、柔軟性を身につけ、霊魂を救うため、
特に若者たちの霊魂を救うために一生懸命働くことを学びました。徐々に、私たち
のところに来て、私たちの生活、精神、使徒職について質問してくる若者が現れるようになっています。何
人かは教会に来て、オラトリオの少年たちと過ごすようになりました。ドン・ボスコが言ったように、私た
ちの家、センターに来るすべての子どもと若者は、扶助者聖母が私たちのところに連れて来られたのだと、
私は強く信じています。私たちはまた、若者たちに福音を伝え、彼らを援助するために、ほかの修道会とも
協力して働いています。唯一の問題は、多くの若者が私たちを待つモンゴルのほかの場所にもサレジオ会支
部を開くのに、会員が足りないということです。どうぞモンゴルに来て、手を貸してください!
ブラザー・アントン・ウェルン
インドネシア出身、モンゴルの宣教師
私たちは忘れない!
インター・アメリカ地域のサレジオ家族のために
北アメリカとラテン・アメリカの都市部で働くサレジオ家族のメンバーが、
若い移民たちとその家族と共に歩むことができますように。
使徒パウロ以来、 教会は都会で宣教してきました。 今日、 世界規模の移
民時代に、 私たちはそのダイナミズムを再発見するよう招かれています (使
徒言行録:コリント、 エフェソ、 アテネでのことなど参照)。 アメリカ大陸では、
二重の移民の流れが見られます。 南から北へ、 そして地方から都市部へ
の流れです。 移民の最初の世代は、 宗教的な面でも多くの挑戦に直面し
ます。 しばしば、 彼らの言葉や文化を理解する司牧者がいません。
問い合わせ・ご意見は segrgia@donboscojp.org へ